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2014年1月27日 (月)

オーケストラの楽しさ

週末の練習で指揮者がこんなことを口にした。

「指揮者の棒は謎かけなんです。」

謎かけだったか、問いかけだったか、表現はハッキリ思い出せないのだが、趣旨としては「その謎かけに対してあなた達オーケストラはどのような答えを出すのか」という感じだっただろうか。

その答えが指揮者と一致すれば「良い音楽」なのか。
それともその答えが指揮者の期待を上回れば「良い音楽」なのか。

その辺りは分からないが、楽譜という作曲者の問い、棒という指揮者の問いにどう答え応えるかが、オーケストラには求められているということなのだろう。そのためにはもちろん、指揮者に任せ、言われたとおりに演りますという姿勢ではダメということになる。

同じく週末の別の練習でトレーナーがこんなことを口にした。

「アンサンブルを整えるのはオーケストラ側の責任です。」

似たような事は別のトレーナーにも言われたことがあるが、この話を先の「謎かけ」に重ねるなら、指揮者はきっかけを作るだけで、そこから音楽を奏でるのはオーケストラの役割ということだ。

実際のところ、指揮者が何をしようと、プレイヤーが演奏しなければ、オーケストラの音楽は成り立たない。

ふと思い出したのは、少し前にネットで見かけた「指揮者の凄さがわからん・・・適当にそれっぽく指揮棒振ってりゃよさそうなんだが」というスレッドだ。

実際のプレイヤーからするとまったくそんなことは無いのだが、究極にはオーケストラだけで音楽を作り上げる事は不可能ではないとも思うのは、そうした謎かけをプレイヤー間で共有し、対する答えを導くことができれば、確かに不要だろうとも思うからだ。

だが、その謎かけは、人の数だけ存在する。100人のプレイヤー全てがそれを思い思いに主張したら、アンサンブルは崩壊する。答えが複数存在しても、アンサンブルは崩壊する。
(もっとも、答えについては、微妙にずれる中で、それが結果として面白い演奏につながるという事はあるかもしれない。)

そしてまた別の練習で指揮者がこんなことを口にした。

「変拍子を理解して出来るようになった、曲も何とか通るようになった。そういう段階はもう終わり。ここからはその先でどのような表現するかを作っていく。」

ま、本来はそこからが指揮者の役割の訳だが、アマチュアというのはなかなかそうはままならないものではある。とはいえ、そうしたステージになれば、よりいっそう音楽の楽しみが広がるのは確かだろう。


そんな訳で、この週末は3つの団体の練習が重なった上に、スキーまで楽しんだのだった。
ああ、こうして日常生活が崩壊していく・・・。

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