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2014年6月 4日 (水)

楽譜から音をイメージする

昨日ある場面で思わず語ってしまったのだが、リゲティ(Ligeti György Sándor)を聴いていると、オーケストラあるいは楽器というのは、こんな音も出るのかという発見をさせられる。
そうした想像もしなかったような響きに触れる事も、音楽の楽しさなのだろう。聴いているだけではよく分からなかったりするのだが、演奏する側になってみるとそうした事が見えてくるのが不思議だ。

で、昨日はそのリゲティではなく、U響のブルックナー6番の練習だった。以前書いたような気もするが、ブルックナーも響きを愉しむタイプの曲が多い。リゲティのような突拍子もないものではなく、あくまでも自然な響きなのだが、都度どのような響きを鳴らしたいのかをイメージして演奏する必要がある。(まぁ音楽というのは大抵はそうなのだけれども・・・。)

正直に言えば、まだその音は自分の中に入ってきていない。オケ全体の響きがまだ良く分かっていないし、その中での立ち位置役割も自分の中に落ちてきていない。

この「落ちる」感覚というのは、個人の練習では獲得できない。アンサンブルに身を浸すしかないのだが、その時間が足りていないのだろう。

とはいえ、足りないからと嘆いてばかりではいられない。もうそれほど時間はないし、本来U響は練習が他団体に比べ先行している分、ここからはむしろ他の曲(それこそリゲティなど)に時間を割きたいぐらいだからだ。

一足飛びに進めるのは無理にしても、その辺りをもう少し上手に進めることはできないだろうか。アンサンブルの時間を増やすことはできないので、それ以外の時間をどう使うかという事になるのだが、なまじ感覚的な領域だけに、楽譜を読むといった理屈の部分でなんとかできそうな気がしない。でもこれをなんとかする術を身につけないと、マーラーだってズルズルと落ちないまま流れていってしまうのは間違いない。

そもそも、自分は元々楽譜から音をイメージする能力が弱い。いまだに楽譜上に打たれた音符から音をイメージする事は出来ず、実際に聴いて弾いてみて初めてこういう音だったのかという理解をしている。要するに耳コピーに近い感覚で処理しているのだ(そのくせ耳コピーの能力もたいして高くない)。

そういう意味では、オケ全体の音源の他に自パートだけの音源を作って聴くというのが重要なのかもしれない。いや作るといっても容易じゃないのだが・・・。

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