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2014年6月16日 (月)

魔笛の課題

魔笛の本番が来週に迫り、昨日はいよいよ歌合わせがあった。セリフも含めての通し練習で、話の流れが掴めるように配慮もしてもらったのだが・・・。

音が大きすぎると何度も注意された。

音量を下げて弾くのは難しい。恐る恐る弾くと音がにじむので、ハッキリ音を出すように指示され、ハッキリ出そうとすると音が大きくなる。

小さい音をくっきりとした輪郭で出すのが難しいのだ。

一つ原因としてハッキリしているのが、右手の圧力を抜くと、左手の圧力もつられて抜けてしまうという欠点である。実際には、むしろ強く押さえるぐらいでなければ音がでなくなってしまうのだが、何故か連動してしまう。逆に音をハッキリ出そうとして音が大きくなってしまうのは、左手の圧力を上げようとすると、右手の圧力も強くなってしまうからだ。

これはかなりの意識していないとできない。本来は無意識でも独立していなければならないのだが、少なくとも無意識では間違いなく連動してしまっているので、意識して左手(指)の圧力を高めなければ抜けてしまうのだ。

もう一つの原因は、言うまでもなく歌を聞いていない事である。そもそも音量は絶対的な話ではなく、歌との相対的な話だ。初合わせで慣れていない(これまでの練習ではオケだけでしか音量バランスをとっていない)ということはあるが、初めてであってもきちんと聞くことがアンサンブルのあるべき姿だろう。

もっとも実際には聞いていない訳ではなく、それがどう聞こえているかをイメージする事ができていないというのが正しいかもしれない。

これまた難しい課題である。楽器は自分の体に触れているから、音は振動として直接体に伝わってくる。自分の声と同じで、実際に周囲に聞こえている音とは別のように聞こえているのだ。自分の音を録音して聞いたりすると、弾いている時は実に都合の良い自分エフェクトがかかっていると落ち込む事があるが、録音しても音量の違いまではなかなか確認できない。ましてや演奏中のアンサンブルにおけるバランスとなると、イメージしようがないのが正直な所だ。

その辺りはあとは指揮者に任せるしかなく、となるといかにその指示をキャッチアップできるかということになるのだが、これがなかなか出来ていないのが、結局最大の課題であろう。

残り1週間でできることはそれほどない。練習をしたとしても、それはアンサンブルの練習ではない。とはいえ、それでもどれだけイメージして練習するかというのはあるだろう。

昨日はマーラーの指揮者との初合わせもあったのだが、それはひとまず後回しにして、まずは今週は魔笛モードで耳と心を作っていこう。

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