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2014年7月17日 (木)

成功したブランド

ブランドの強さとは何だろうか。

ぶっちゃけ定量的にはそれはシェアと利益で測れるものだろうと考えていたのだが、よくよく考えてみるとそうではないパターンもある。例えばラグジュアリー系やプレミアム系のブランドというのは、利益はさておきシェアとしてマーケットを席巻しているとは限らない。希少であることに価値があるのに、市場の7割に流通していたら意味がないだろう。

百歩譲って「強い」ブランドはシェアと利益であったとしても、「成功した」ブランドには、様々なパターンがあるのかもしれない。

市場においてトップではないけれども、企業として特にコストをかけなくても売上と利益が維持できる・・・なんていうのも、ある意味ブランドとしては成功している(最小の企業努力で価格競争もなく持続しているという点で)ブランドと呼べなくもない。

一方でトップシェアで市場牽引力もあるけれども、そのために企業が必要以上の努力を強いられているとしたら、それは商品としては強くても、ブランドとして成功していると言えるだろうか。

ブランドというのものを、かかるコストを最小限にして売れ続ける仕組みと捉えれば、競争環境において多大な努力によって維持されるブランドよりも、何もしなくても維持されるブランドの方が優れていると捉えることも出来るのだ。

もちろん、何らかの環境変化により維持されなくなるという事はあるが、それは環境の問題であってブランドの問題ではない。あるいはブランドというのが仕組みであれば、その強さは取り巻く環境構造にも起因しており、それを変えないようにする事もまたブランドの力だろう。

そうやって考えると、ブランドの成功というのは一律には評価し得ない。長年愛されているブランドや多くの人に支持されているブランドというのも、それだけをもって成功しているとは言い切れない気がする。

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