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2014年7月31日 (木)

ブランドの科学

ブランドというのはどういうものだろうかとよく考える。ブランドは言ってしまえばメッセージの受け手の想像の産物だ。人間という生物は、質問に関係ないランダムな回答にさえ、人格を見出せる想像力を持っている。その想像力が、対象の行動やメッセージに対して導いた「印象」がブランドになる。

その印象を一定のものとし、さらにポジティブなものにするためのアクションが、ブランドマネジメントだ。相手の印象が対象だから正解はないし、どこまでこちらの思惑通りの印象を抱いてもらえるかは未知の領域ではある。が、人の心理反応には一定の共通するパターンがあるため、観察や実験によって得られたその反応のパターンを活かして、相手に刺激を与えることで、望む印象を抱いてもらおうとする。

即物的に捉えるならそんな感じだろうか。重要なのは、相手に抱いてもらいたいポジティブな印象はどのようなものかという想定と、その印象を与えるためのアクションの一貫性だ。冒頭に挙げたようなランダムな回答では、相手の抱く印象もランダムになってしまうが、そこに一貫性と整合性があれば、似たような印象を導くことができる・・・筈だ(まあそれも一種の仮説には過ぎないが)。

また、一貫性があればあらゆる刺激を与えて良いかといえばそうでもなく、刺激の種類を選ぶことによっても反応は変わってくる。極論すれば、相手によって刺激を使い分ける必要も出てくる訳で、どこまで細かく対応するかは、与えたい印象の内容次第だろう。

ただ、相手によって印象まで変えたいということになると一貫性が失われるため、あくまでも接点をどうするかという話で、大元の与えたい印象については同じものである必要がある。

同じ印象を抱いてもらう範囲をどこまでで設定するかといった要素もある。範囲が広がれば、それだけ対象の一貫性を維持するのは難しくなるので闇雲に広げることはできないが、共通の印象を抱いてもらえるグループの範囲が広ければ、それだけ印象の強さや伝播性が高まるといった効果も想定できるからだ。

こうした捉え方をしてみた時に、全く別の科学の領域に、そうした反応をマネジメントする理論や方法論、捉えていく上で押さえるべき要素のヒントはないだろうか。

・・・何てことを考えてみたが、残念なことに理系ではないので、そっち系の素養はなかったりする。

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