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2015年4月17日 (金)

品質ではなく満足に対価を払う

今日はセミナーに直行という事で朝から丸の内まで来たのだが、朝食をどこで食べようかと考えている内に会場となるホテルまで来てしまったので、まぁ良いかとそこで食べる事にしたら4000円弱の朝食になってしまった。

それはそれで経験ということで、後は(せっかく高いお金を払うので)時間まではここに居ようということで、ちょっと遅めにブログ書き。周囲を見渡すと特に閑散としている訳でもなく、まぁ大半はホテルの宿泊者なのであろうが奥ではミーティングをやっているらしきグループもいたりした。

さて、この4000円弱という料金は高いのだろうか、安いのだろうか。いやまぁ安い訳は(少なくとも料理だけのコストパフォーマンスとしては)ない訳で、基本的に何にお金を払っているかといえば、場所と時間にお金を払っているという事になる。

突き詰めればマクドナルドと同じである。

マクドナルドが「売っている」というより、利用者が「買っている」のであろう。高級レストランでさえ、目的は料理ではない事が多々ある訳だし。 / “マクドナルドは「ハンバーガー」を売っていると見せかけて、実は「50cm四方のベンチ」を売…” htn.to/hZAkyx
送信 4月15日 11:56 From Hatena

元の記事はこちら
http://warashibe-no-wa.hatenablog.com/entry/2015/04/08/190534

それがどの程度「見合うか」は、自身の価値判断の中にしかない。そこに何か客観的な基準や「原価からの判断」のようなものを求めようとすれば、乱暴な話だが他との競争になり、こうした価格設定や価値定義は成り立たなくなる。
(まぁ実際にはスタッフの人件費も含めて、この程度のコストがかかっているのかもしれないが。)

ブランドの価値というのは、提供する側以上に、受けとる側が作るものなんだな~と思った今日の飲み会。モノやサービスに対して「元を取る」発想というのは、間違いなくブランドの価値を下げる方向に働く。というか、考えてみたらブランド価値を上げるのは買った人間の評価なんだよ。
送信 4月15日 19:37 From Hootsuite

もちろんこれはラグジュアリー系の価値定義の話で、もっとスタンダードな領域における価値定義というのも存在する。いわゆる安全や安心といった評価軸は、評価する側の満足感以上に、提供側がどれだけしっかりとしたコストをかけているかで評価されるべきだろう。満足は主観的な問題だが、安全は客観的な問題だ(安心はやや微妙)。

その辺りは提供側として何を担保しようとするのか、受け手側が何を求めているのかというすり合わせが必要という事になる。もちろん、安全のような領域を絶対的に保証した上で、満足感を高めていくというのが、今後求められる方向性なのかもしれないが、多くの場合、そうした満足感の領域というのは「これが良い」という際限ない要望はそれほど多くはなく、「これで良い」というラインで落ち着くものだ。
(その辺りは希望的観測というか、ヒトの進化の源泉が際限なき欲望にあるのであれば、そうはならない部分でもある。)

そんな事をつらつら考えながら書いていたら、時間が迫ってきたので、そろそろこのあまりに非日常的な場(自分にとっては)から抜け出す事にしよう。

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