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2015年5月 8日 (金)

ブランドという言葉の定義

ブランドというものを考える時に、正直厄介だと感じている事の一つに、その言葉の定義が曖昧という問題がある。いや、定義自体は種々あると思うのだが、人によって認識が様々で、噛み合わない事が少なくない。

連休中にブランドに関する本を2冊読んだのだが、その中ではっきりブランドを定義付けたのではないが、筆者がああこのように認識しているのか、と感じられた一節を引用してみる。

世の中にあらゆる商品・価格帯のブランドがあふれている今、30年以上その価値を保ち続けているブランドは0.02%とも言われています。つまり、ブランドが生まれてから成長し、成熟期を経て衰退するまで30年だということです。
(「奈落の底からはい上がるブランド再生ストーリー」フミ・ササダ/宣伝会議)

”理念からビジョンまでの一貫性”は、言い換えれば”過去から未来への一貫性”です。効果のスピードにかかわらず長期的で持続性のあるものでなければ、ブランドはすぐに揺らぎ、発揮される効果は少なくなってしまいます。
(「ブランドファースト」木村裕紀/日経BPコンサルティング)

本の内容自体が、前者は商品ブランディング、後者は企業ブランディングを中心としているという事もあるだろうが、両者のブランドの認識はかなり異なるものであるように感じる。やっかいなのは、その違いがあまり言語化できない事だ。

これはそもそもブランドが心の中に作られるものであるという事に起因しているのだろう。ブランドの定義というのは、その点の認識については大体において一致するのだが、それが故にその先に差異が生じている感じがある。

加えて本に書かれる主張というのは、科学論文とは違って筆者ごとに異なっていてこそ意味があるのだから、なおのことかもしれない。そもそも人によって違うものという事を前提とする必要があるのだ。

正直、社内でブランドの話をする時には、各人が自らブランドと考えるものについてレポートし、それを共有した上で、互いの考えの違いを理解した上で会話をした方が良いような気もする。

もっとも、それはブランドに限った話ではなく、諸々そうなのであろう。だからこそビジネスは数字という認識のブレようのないものを土台にする必要があり、それができていないのが課題ということかもしれない。

理念とかビジョンとかを数値化するってのもなぁ・・・できなくはないような気もするけど。

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