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2015年7月 2日 (木)

表現力を磨く

今さらながら、5月に参加したドヴォルザーク7番を演奏するオケの録音を聴いて、自分の音の艶のなさに愕然とし、落ち込む。なんとのっぺらぼうな音だろう。特に高弦での発音がひどい。

弾いている時には自覚できないのだが、録音してみると分かる表情のなさというのがある。気持ちが入る事と、それが音に表れる事とはまったく別物なのだ。アンサンブルに溶け込む事もないのっぺりとした音は、自分の無意識の部分の音楽への姿勢が表れているようで、何だか悲しい。

もっとも、気持ちが音に表れてくれるなら楽な話である。現実には表現の技術の話で、それが不足している、あるいは欠けているというだけに過ぎない。以前ある指揮者に言われたように、奏者が自分の演奏にのめり込むのは、ある程度までは重要だが、最後の最後に冷静にコントロールする事が必要になる。8割の熱狂を残りの2割でコントロールする事で、聴く人に満足してもらえる演奏になるのだ。その2割というのは、つまり技術であり、自分たちの音を客観的に捉える耳である。

それにしても、もうちょっと何とかならないものだろうか。技術的にどういった事を意識すれば良いのか、その辺りがよく分からないんだよね・・・。

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