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2015年7月 8日 (水)

広告でマスコミを懲らしめる発想

特に政治的な意図がある訳ではないのだが・・・

某政治家による「広告を減らしてマスコミを懲らしめろ」発言が話題になる中、こんなのが流れてきた。
「 ウィキペディアが広告を掲載せずに存続できるよう、お力添えをいただきましてありがとうございます。」
これはこれでめざすべき方向として真理ではある。
送信 7月7日 19:00 From Hootsuite

考えてみたら、広告を減らせというのは、マスコミに対しての圧力ではなくて、広告主である企業に対する圧力で、つまり政治献金しても広告を減らさなきゃお前のところには口利いてやらん、と言っている訳だ。
送信 7月7日 19:03 From Hootsuite

それはつまりお前たち俺たちに便宜をはかってほしければ言うことを聞けと言う話な訳で、広告減らしたらうちは便宜はかってもらってますって公言するようなものではないか。
送信 7月7日 19:07 From Hootsuite

それってつまり、マスコミは広告主に対して「今広告を減らしたらそのリストが週刊紙で取り上げられちゃうかもしれないですよ」と言えば良い訳だ。うわぁ何かドロドロだなぁ。
送信 7月7日 19:23 From Hootsuite

七夕の夜に何をTweetしているのかという気もするが、考えてみればメディアに対して、メディア自身にではなく、スポンサーに圧力をかけるという行為は、政治家でなくてもやっていたりする。小さな所では、TV番組の内容が気に入らない時に、スポンサーのお客様相談室に抗議をするといった事もそうした類の行為だろう。

だから目くじら立てるなよ、というつもりは毛頭ないのだが、ようは間接的に影響力を及ぼそうとする行為が少々気持ち悪いという話だ。
その主張に異論があれば直接抗議をすれば良いのだが、直接抗議をすれば反論され自分も傷つく可能性があるので、反論できない相手を経由して自分の意見を通そうとする。マスコミを懲らしめる発言の本質というのは、ようはそういう事のような気がする。

それにしても、件の政治家というのは、本人はマスコミに対抗しているつもりなのかもしれないが、上記のような構造を考えれば、むしろマスコミの広告獲得の応援をしているとも受け取れなくもない。メディアがこぞって取り上げれば取り上げるほど、その主張に賛同して懲らしめたいと思っていても、癒着と思われるのを避けるために広告を取り下げられなくなる企業が増えてしまう事になるからだ。


・・・とまぁ、こんな発想に「そうだよな」などと思ってしまう人は、陰謀論に踊らされる典型的な人と思われるのでご注意を。

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コメント

ご無沙汰しています。
先日、情報アクセシビリティというテーマで、アップルストアでイベントが有りました。
そこで話されていたのが、「日本人はメディア(テレビや新聞など)を鵜呑みにしやすい傾向がある」ということでした。
たとえば、米国のFOXだと、「ブッシュ万歳!」的な報道ですが、誰も「偏り過ぎだ」なんて言わない、と。
日本人は「正解」を求める傾向があるため、偏った意見とか、批判的な意見を受け入れ難いのかも、ですね。
それにしても、メディアを潰すなんて、民主主義から程遠いわけですが。

投稿: 大木豊成 | 2015年7月 8日 (水) 08時11分

大木さん、ご無沙汰しています!
おっしゃる通り鵜呑みにするというか、自分が信じたい情報が流れている事を根拠に無意識に事実認定をする傾向があるように思います。
ただ、それ以上に、報道は一つの見方を伝えるものではなく、絶対的事実を伝えるものだという思い込みもあるのではないでしょうか。
客観報道という姿勢を必要以上に打ち出すメディアにも問題はあるように思いますが・・・。
本来報道というのは複数の偏向報道の比較により客観性を保つものなのだと思います。

投稿: ProjectK | 2015年7月11日 (土) 17時21分

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