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2015年8月19日 (水)

メンバーの役割

会議運営の難しさは、本質的にはそれが出席者のための会議なのか、運営者のための会議なのかに左右されるような気がする。

ファシリテーションの技術を運営側の技術と狭い意味で捉えるなら、それは極論すれば「出席者は無能」という思想に基づいている。これは全人的な意味ではなく、あくまでもその会議において無能という意味だが、いずれにせよ非協力的であったり、無理解であったり、そのままでは会議そのものには資する事のないメンバーからいかに実りある議論を引き出すかというのが「ファシリテーション技術」というものであるなら、それは人を機械的に工数で捉え、マニュアルで働かせる発想に近い。

少なくとも、出席者自身はそのまま変わったり成長したりする必要はなく、ファシリテーターが上手に導くことで、有効な会議の結論を導こうという手法だ。いや実際は違うのかもしれないけれども、そのように感じられる。少なくとも、会社の会議運営において、メンバーではなく運営側に問題があるとされることが多いのは、根底にそうした発想があるからだろう。

個人的には有能な(その会議において有能な)メンバーであれば、運営側にどんな不手際があっても関係ない。というか、そもそも運営方という概念が必要ないような気がする。

これはリーダーシップの話などにも共通していて、フォロワーが優秀であれば、リーダーは自然にリーダーたる。優秀なフォロワーであれば(それは追従者という意味ではない)、リーダーになっても自然に振る舞えるだろう。フォロワーを無能と捉えて、それを導くというのがリーダーシップの発想だが、フォロワーというのは、いわばその組織のメンバーの大半であり、その中で「役割として」中心を担うのがリーダーであるなら、メンバー一人ひとりがそうした役割を明確に意識していれば、リーダーにはさしたる努力は不要になる。

ま、理想論といえば理想論で、現実はそうではないから、ファシリテーターやリーダーががんばるという構図になるのであろう。

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