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2015年8月25日 (火)

ブランドの浸透ターゲット

マーケティングはもちろんだが、ブランドというのもその認知や浸透を図るターゲットの設定が重要である。特にブランディングという実際の浸透活動に当てはめた時に、きちんとリーチすべき対象は誰なのかは非常に重要な問いかけだろう。

コンシューマブランドの場合、大抵は「より多くの人に知ってもらう」事が目的になりやすいので、そのあたりの意識が希薄になりやすい。だが、厳密に言うならばそうではないはずだ。マーケティングは基本的に顧客(および潜在顧客)に対するリーチが重要だが、ブランディングの場合はもう少し厳密に、階層化というか、セグメントを切り分けてリーチの仕方を変えた方が良いような気がする。

例えばメーカーのコンシューマ商品のブランドの場合、実際にその商品を買ってもらう消費者(生活者)の他に、それを店舗に並べる直接顧客(場合によってはバイヤーと売り子でも違うかもしれない)、競合他者(参入させないなどの優位性を築くため)などが、認知浸透の対象として考えられる。高級ブランドなどの場合は、実際に購入しない人も(購入者の優越感を高めるために)認知ターゲットになってくるかもしれない。企業組織の場合は、その商品を作る従業員ももちろん浸透のターゲットになる。

彼らに抱いてもらうイメージは、基本的に同じである必要があるが、接点はまるで異なるし、場合によってはメッセージの伝え方も異なってくる。もしブランディングというのを分析的な視点で捉えるなら、そうした細分化が必要になってくるのではないか。

そして、そのように考えれば、例えば広く認知されることを目的としないようなターゲット設定を持ったブランドの構築というのも可能になる。基本的にBtoBの世界でブランドを考えるのであればそういうことになるだろうし、BtoCにおいても、カテゴリーによってはその方が有効になってくる可能性もある。

また、そうしたターゲット設定は、広く一般への認知を目的とした場合の属性情報(年齢性別など)とはまったく異なってくるかも知れない。

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