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2015年10月13日 (火)

他オケの本番と第九の練習

アンサンブルMの演奏会が終了し、F響の第九の練習がスタートした。

土曜日のアンサンブルMの演奏会については、直前の練習2回を他の本番や練習の関係で欠席せざるを得なかったため、演奏面についてはあまり貢献できた感じがしない。個人練習でのカバーもあまりできなかったので、無理な参加だったなと反省する。出来ない曲ではない筈なので、結局は練習への参加回数を稼げないオケに参加するのは注意が必要ということだ。

本番は和光市民文化センターの大ホールだったのだが、ステージがやたらと広く、奏者間がかなり離れた感じで配置されたのが印象的だった。F響はホールが固定されているので、他のホールを経験できるのというのは、他のオケに参加する動機の一つだろう。

一方、運営面ではいくつか参考というか、ヒントになる取り組みもあった。置きチケットを一括で準備する仕組みや、乗り番によって演奏会費を変動させる考え方は、そのまま取り入れることができるかどうかは別として、なるほどという気もする。少しアレンジを考えてみても良いかもしれない。


日曜日のF響の第九は、先週本番を済ませたばかりなのに、いきなり本番指揮者による合奏。初見であれば無茶な話なのだが、第九に関しては2年毎に取り組んでいるため、少し事情が異なる。年末までの短期間で仕上げられるのも、過去の蓄積があってのことだ。

・・・が、練習では、その過去の蓄積が悪い意味で慣れとなっているという指摘があり、コンマスからも「一番言われたくない言葉だった」と(後で)言われた。一方で全然ダメなパートなども存在はしたのだが、それよりも慣れからくる惰性をどう解消するかが、これからの練習でのポイントになるだろう。

一度慣れてしまったものをリセットするのは難しい。それに慣れること自体は決して悪いことではない。ようは惰性にならず、真摯に楽譜に向かい合えるかという問題だ。例えば今回の楽譜はベーレンライター版なので、前回前々回のブライトコプフ版とは細部が異なっている。そうした違いをどう弾き分けるか、あるいは指揮者による解釈の違いをどう察知して反応するか。その辺りの緊張感が「慣れ」によって失われてしまう事を戒めよという事だろう。

加えて、毎回指摘される事だが、オーケストラとして主体的にアンサンブルを作っていくのをF響は苦手としている。パート単位、セクション単位でどのようにオケ全体のアンサンブルを創り上げていくか。そこには他のパートの理解も必要になるし、その絡み方に合わせた表現が求められる。楽譜についていくのが精一杯という段階は第九の場合は通りすぎているのだから(いや弾けない所は多々あるけれども)、本来はそうした部分により注力する事によって、アンサンブルの精度を高めていく事が必要なのだ。

いずれにせよ、練習回数が少ないので、効率的に、計画的に組み立てていく事が必要だろう。次に指揮者が来るまでの練習をどれだけ充実させることができるかどうかだ。

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