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2015年10月19日 (月)

クリーニング

日曜日の第九の練習は、初めてのトレーナーによる練習だった。大変参考になるというか、とても丁寧な「トレーナーによる練習」だったような気がする。

具体的には、テンポを落とし弾き方を変えて、オケ全体の和音の響きや和声の進行を確認するものだったのだが、勢いだけで疾走してしまう第九の第二楽章などでそうした練習をすると、これまで見えていなかった世界が見えてくる。人によっては「ゆっくりだから弾きやすい」で終わってしまうかもしれないが、それはそれとして、「ゆっくりだから聴きやすい」状況を作るというのは、オケとして互いを聴き合う習慣を身につける上で重要なトレーニングだろう。

さらに重要なのは、こうした練習を本番の指揮者ではない練習においてやっておくことだ。上記の練習は、曲の解釈に関わる要素はほとんどない。「クリーニング」という表現を使っていたのが印象的だったが、合奏の中でノイズとして発生しやすい要素を取り除く作業は、こうしたやり方さえ知っていれば、団員による練習指導でも可能だ。あの1回で劇的に変わるとまでは思わないが、習慣的に積み重ねれば相当変わってくるだろう。すべてそうすれば良いというわけではなく、楽譜の状況に合わせて様々なやり方があるのだろうけれども。

そういえば悲愴のパート練習で、第三楽章をゆっくり練習した時に、表裏で分かれている互いの音がどう絡み合っているかを実感として確認できた事を思い出す。ああした事をオケ全体でやるというのは、やはり大切なのだ。

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