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2016年1月 8日 (金)

売り手と買い手の倫理観

スターバックスの福袋買い占め転売騒動については、転売しようとした方々が色々困ったことに(笑)なっているようで、それはそれである種の自浄作用として良いことだろうと思うのだが、個人的にはこの一連文脈の中にあった「スターバックスにも問題がある」という意見にはどことなく居心地の悪さを感じている。

何というか、言葉にしづらいのだが、犯罪被害者に対する「被害者にもスキがあった」指摘を耳にした時のような居心地の悪さだ。あるいはオレオレ詐欺の被害者に「あなたにも問題がある」というような話だろうか。

例えば問題の二子玉川店以外では3個までという制限があったという話。
その3個のうちの1つか2つが転売される分には企業側の姿勢として問題はないのか。知り合いに頼まれて代理で買うのを認めるのは企業倫理として問題はないのか。100個が贈答用だと言い張られたら「それは嘘だ」と断るのが企業側のあるべき姿なのか。

程度の問題ということもあるのだろうが、何となく釈然としない。

スターバックスに問題があったとすれば、それは販促施策上極めて非効果的なやり方だったという事だろうか。今回の買い占めが100人の地元顧客のロイヤリティを向上させる機会を失ってしまったのは確かで、こうした限定品が「買ってもらうこと」以上の効果を狙っている以上、そこに結び付けられなかったのは非常に痛い話だ。だがそうした販促上の不手際は社内で反省すれば良いだけの話で、部外者が企業倫理に結びつけてしたり顔で論じるのは、正直どうなんだろうかと思わなくもない。

買い手の倫理観が問われる問題の中で、売り手の倫理観にすり替えて論じるのはどうなのかという話。

スターバックスにも問題がある、という意見は、今回の買い占め者が「そうだ売ったあいつらが悪い」と開き直るのを認めるのと同じではないだろうか。「いいや買ったお前たちが悪い」という論理を一分の隙もなく組み上げられなければ、結局この手の問題は無くならないような気がする。

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