« 演奏会は続く | トップページ | 弦楽器の弾き方 »

2016年4月20日 (水)

自分の音を消す

昨日はU響の練習。珍しい事に練習冒頭にチェロパートのメンバーが居らず、1人で弾く事になった。

1人で弾くというのは、Kオケの事もあるし未経験ではない。だからそれ自体は別に抵抗はないのだが、やってみると改めて、やはり音が荒れると感じた。何というか、無意識に張り合おうとして無理やり音量を出そうとしてしまうのだ。こんな弾き方をしてはいかんよな・・・と演奏中に思ったのだが、喧騒の居酒屋でついつい声を張り上げてしまうように、いざ音を出すと無駄に力が入ってしまう。

チェロのポジションはオケの最前列で、特にF響やU響では外側ではないため、後背からの音の圧力が半端ではない。普段F響などではチェロパートの音も背負っているので、その響きに自分の音を乗せているぐらいの感覚で弾けるのだが、そのバックなしで他のパートの音を背負うと、自分の出している音を無意識にモニタリングしようとして、結果として無理な音を出す事になるのだ。

完璧にハモった時は自分の音は聴こえなくなるというアンサンブルの本来の姿には程遠い。

実際にはそうした無理をしなくても音として周囲には聴こえているはずなのだ。どちらかといえば自分の音は無駄に大きい部類なので、本来は抑えめにした方がバランスが良いし、音色的にも良くなる筈なのだが、自分の耳に音を届かせるために力を入れすぎて音が潰れるという悪循環に陥っている。

自分の音が耳に入らない環境で音を出すというのは、こればかりは慣れとしか言いようがないのだが、もっと普段から意識しておいた方が良いのだろうという事を改めて感じた。

ちなみにそうした経験のおかげで、メンバーが揃ってきてからは、かなり自分の音を消す(アンサンブルに埋もれさせる)事を意識できた。できたかどうかはさておき、アンサンブルにおいては常にそうした事を意識しておきたいものだ。

|

« 演奏会は続く | トップページ | 弦楽器の弾き方 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/63510931

この記事へのトラックバック一覧です: 自分の音を消す:

« 演奏会は続く | トップページ | 弦楽器の弾き方 »