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2016年5月10日 (火)

アマオケにおける選曲の問題

今朝ネタが出てこないのは、昨日の夜のだめカンタービレを一気読みしようと無理をしてしかも結局最後までいけなかったため・・・ではないとは思うのだが、個人的にとても興味深い台詞を最終巻に見つけているので、そこまで読んだら紹介する事にする。

そういえばGW中にはこんな事もtweetしていた。

「お客様の満足する演奏」と「お客様の満足する選曲」は実は微妙に違っていて、アマオケは「満足する演奏」を目指すべきだが、プロオケの場合は「満足する演奏」は当たり前で「満足する選曲」を重視するもの。そう考えれば、ま、アマオケの選曲はプレイヤーのものだよね。
送信 5月7日 11:36 From Hootsuite

「お客様の満足する選曲」というのは、実は結構難しい。単に要望を聞いてその通りの曲を選べば良いというものではないからだ。そもそもお客様の満足度は、選曲と演奏が混ざりあった状態で形成されていて、すっぱり切り分けられるものでもない。

ただ、何がお客様の満足する選曲なのか、という視点はアマオケでも持っていて良いような気がする。単純に聴きたい曲を聴かせるといった話ではなく、お客様に満足してもらえる演奏会にするにはどうすれば良いだろうかと考える姿勢の話だ。それは選曲だけでなく、プログラムの作り方や演奏会全体の雰囲気の作り方などにも表れてくる。

ゲームオケの場合は、その辺りが比較的シンプルである。何故ならターゲットがかなり明確に限定されていて、しかも多くの場合それが奏者と一致しているからだ。奏者と聴衆の嗜好はほぼ一致しており、奏者は過度に内輪受けにならない程度に、自分たちが聴きたい音楽を演奏すれば良い。楽器を奏でるか奏でないかの違いだけで、奏者と聴衆が求める演奏あるいは演奏会の姿は大きく重なっている。

クラシックの場合は、その辺りが微妙である。団員の知り合いを中心に呼ぶ構造の問題はさておいても、求める音楽の幅は相当に広く、それは奏者間でさえ重ならない事がままある。特定の作曲家だけを取り上げるようなオーケストラであればまた話は別だが、多くの場合、プログラムには一口にクラシックといっても古典から近現代まで様々な曲が詰め込まれる事は珍しくなく、共通項は「オーケストラ曲である」ぐらいになってしまう。

そうした状況で、一貫性持ってお客様の満足につながるプログラムを組むのは難しい。「ショスタコーヴィチを楽しむ」ぐらい限定されるならともかく「クラシックを楽しむ」「オーケストラを楽しむ」というのは、テーマはあってないようなものだからだ。

・・・ま、だからアマオケというのは結局自分達が演奏したい曲を演奏して、それを聴きたい人だけを(数は少なくても)呼べば良いのではないかと割り切ってしまうというのも一つの在り方であろう。プロオケの場合は多くの人に来てもらう必要があるので、色々考える事もありそうだけれども。

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