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2016年11月29日 (火)

地力の鍛錬とアンサンブルの精度と

日曜日はF響の合奏とF室内管の弦分奏があった。

午前中のF響の合奏は田園の譜読み。個人的には初めての曲で、結局事前に楽譜を見ることもできずに臨んでしまったのだが、聴いたことがあってある程度知っている曲というのは強いもので、そこそこは弾けた。オケ全体としてもまぁまとまっていたと言えるだろう。

初回にしては良かったとコンマスも機嫌が良かったのだが、多分忘れているだろうと思うのは、F響はそれなりのレベルのメンバーが揃っていて、団員も多いので、初回からそこそこのまとまりをみせる代わりに、そこから本番直前までは、だらだらとレベルが向上しない傾向があるのだ。結果としてギリギリまでヤキモキする羽目になるのだが、今シーズン(5月本番)は、間に室内楽のコンサート(2月)があるのに加えて、3月に市の依頼による演奏会、4月にバレエ公演の賛助もあるので、実はあまり悠長な事は言っていられなかったりする。

そんな訳で、田園は2月までにはある程度仕上げよというのがコンマスの意向。取り急ぎ前シーズンはバタバタしていたパート練習のスケジューリングを早急に進める事にする。

ちなみに曲の印象としては、基礎練習曲というか、繰り返しさらう事で練度を高めることよりも、普段の地力が求められるタイプという感じだろうか。もちろんさらう事は必要なのだが、できない所はどんなに頑張っても短期間ではクリアできない(弾けない訳ではなく楽譜の求める表現にたどり着けないという意味で)ように感じられた。

いずれにせよ、当面トップとしては、第2楽章のソロ(プルトソロ)のクリアを優先しなければならない。これが如実に地力が出やすい感じなんだな・・・。

午後はポッカリ空いて、夜はF室内管の弦分奏。ゲーム音楽だからという訳ではないが、こちらはチェロとしては楽譜の難度はずっと落ちるので、技術的に困難という事はない。ただ、ホルンを除く金管なしの小編成オケなので、シビアなアンサンブルが要求される印象。これまで参加したゲームオケと比較しても(たいしてないが)、勢いでは押し切れない雰囲気がある。

一方で、曲としてそういう雰囲気はあるのだが、オケとしてはちょっとついていけていない感がある。というか、合奏の時もそうなのだが、自パート含めて欠席者が結構いるために、一番大事なバランスがどうにも掴めない。個人的にゲームオケというのは、クラシックのオケ以上に「その曲を演奏したい」という意欲が高い集団と思っているのだが、厳しいことを言うならその割には欠席が多い気がする。ようは本番に乗る事ができれば良いと言うことなのか、あるいは、その曲に関わるためにはそれしか選択肢がないので、練習への参加ができるかというのは二の次にせざるを得ないという感じだろうか。
(かく言う自分も何回かは休まざるを得ないので、心苦しくはあるのだが。)

アンサンブルがシビアになると言うのは、テンポキープ一つとっても、指揮者や自分の感覚任せではなく、常に周りのモニタリングが必要という事だ。怖いのは、その際の基準が自分にはない事だろう。これは曲を知らない事と、楽譜から音をイメージできない事に起因している。もちろんオリジナルの音源は聴いているのだが、オケでの響きについては当然ながら音源があるわけもなく、リアルな合奏の中にしかないので、その合奏が(欠席者の存在により)成り立っていない状況では、自分の中に「かくあるべし」という姿を確立できないのだ。

とはいえ、その辺りは愚痴を言っても仕方がないし、その環境下でもなんとかするのが奏者の責務でもある。何気にあと3回しか練習がないのだが、合奏以外の機会に何ができるのかを考えていくのが良いのだろう。

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