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2017年9月12日 (火)

付加価値を高めるには

「ものづくり」「おもてなし」の価値が重視されるのであれば、まずそれらがあって、それに対する評価(謝礼)としてお金を払うという図式が自然であるような気がするのだが、実際にはまず「お金(を払う)」があって、それに対する対価(謝礼)として「もの」「サービス」を要求するという図式になっていないだろうか。だとすればその国は「ものづくり」「おもてなし」の国ではなく、「お金」の国ではないか。

そんな事をふと思った。

卵と鶏論争のようなもので、本来これらはどちらが先というものではないかもしれない。それでも例えば「このモノ(サービス)の原価は○○円です。これに付加価値としていくら上乗せしますか?」と問われた時に、自分にとっての価値をお金に換算して提示する事ができるだろうか、という事を時々考える。現状それらの付加価値の評価はモノやサービスの販売者側の提示に委ねられていて、購買側は考える必要がない。我々は総額として評価し、傾向としてはより安い方を求める。

どちらも原価が100円であれば、120円よりも100円の方が、「買う側にとっては」払うお金に対するモノの価値として付加価値が高い。しかし売る側にとっては100円よりも120円の方が作ったモノに対して払われるお金の価値として「付加価値が高い」。このある種のトレードオフは、どうやって解消したら良いのだろうか。売り手も買い手も、互いに自分にとっての付加価値を高めたいと考える構図は、原理上は解決しようのない課題に思えるのだ。

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