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2017年10月 3日 (火)

第九の練習スタート

F響の第九の練習がスタートした。

2年に一度開催される第九演奏会は、考えてみたら過去2年間の地力の変化を見る絶好の機会である。定期的に同じ曲を繰り返す中で、何ができるようになって、何ができなくなっているのか。特にできなくなってきているのは何かを見極めるのが重要であろう。

第九はたまたまというか大学1年の時の定期演奏会で経験している。本格的なオケデビューの曲といっても良いだろう。まずその時点で執拗にさらっている曲であり、その後社会人になってからも、2年毎に演奏をしてきた。生涯で最も弾いているといっても過言ではない。

それでも、徐々に弾けなくなってきている・・・気がする。

まず細かいパッセージをおざなりにするようになってしまっている。もちろん都度丁寧にさらわなければ弾けるように回復はしないのだが、その努力を放棄してしまっているような所があるのだ。それでも「なんとなくは」弾けているような気分になるのが、知っている曲の問題点だろう。まずはこの点を是正しなければならない。

似たような話だが、指の記憶に頼っていて、改めて楽譜を見ていない所もある。意識せずに弾く事は、音の精度を下げてしまうのだが、逆に言えば「意識がついていけなくなっている」ともいえる。反射で弾くのはスポーツであって音楽ではないだろう。脊髄反射ではなく、大脳の活動の延長として「音を出す」という行為が必要なのだ。これは馴染んでいる曲ほど注意しなければいけない。

それらとあわせて、全体に演奏や楽譜に対する注意が雑になっている。弾いてしまってから(音が出てしまってから)「あ、そうだった」と気づくなど、全体に知っている曲への甘えというか、注意力・集中力が散漫な傾向があった。周囲に気を配らなければならないのは当然だが、周囲に気をとられてしまっては意味がない。

全体に意識や気持ちの問題が気になるのは、そうはいっても譜読みというレベルではある程度読めているからであるのだが、前回よりさらに弾けるように、といった事を考えた場合に、まずはそこから改善しなければならないのも確かである。流されるように弾いていたら、過去必死にさらった資産を食いつぶしていくだけで、新たな蓄積にはつながらない。

そんな事を考えながら、年末に向けていこうと思ったのだった。
もっとも、そんな事は毎回思っていて、でもなかなかできていないというのが実情なのだけれど。

とりあえず早めにスコアを取りに行こう。

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