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2017年12月 6日 (水)

働き方改革は何を改革するのか

昨日は少々早い時間から打ち合わせが入ってしまいブログを書く時間を確保できなかった。夜は夜で気持ち的に立て込んでしまって時間を作れなかったのだが、本当はそうした場合にどうリカバリーするかが問われてくる。いやそこまで真剣に取り組むものではないので、別にどうでも良い事なのだが。

ここ最近「働き方改革」というのが、会社的にも社会的に叫ばれていて、それ自体は悪いことではないと思うのだが、「働き方」を「改革」するというのは、具体的にどういう事だろうか。特に会社にとって、それが「業務改革」ではなく「働き方改革」という言葉になっている事にはどういった意味があるだろうか。

個人的には、個人としてやるべきは「働き方」改革であっても、会社にとっては「業務」改革だろうと思わなくもない。違いは、視点が「やり方」の改革か、「やらせ方」の改革かという点だ。後者の「やらせ方」には「そもそも何をやらせるか」という視点が含まれるが、前者の「やり方」には多くの場合そうした視点は薄いように感じられる。

逆に「やらされ感」を払拭したいといった意図もあるのかもしれない。業務改革にはイメージとして痛みが伴うが、働き方改革にはどことなくハッピーな語感である。実態としては疲弊するというのがあっても(実際そうした悲鳴もよく目にする気がするが)、少なくともやらされ感は(本来は)ない。

不自然なのは、それを会社や社会が叫んでしまう事によって、やらされ感が強まっていく事だ。それは当たり前で、個人がやりたくてやるのではなく、会社や社会が個人に求めている時点で、それは個人にとってはやらされ事である。そうした圧力が働いてしまうのは、日本人の性なのか、人間の性なのか、どちらでも良いのだが、そうした事が現象として起きやすいという事は事実として受け止めておいた方が良いような気がする。

働き方を改革するのは、個人が自由にやれば良い。会社にできるのは本来それをしやすい環境を整える事と本来の業務を改革する事である。残業をなくそう、会議のやり方を変えようといった呼びかけのどこに「業務改革」の要素があるというのだろうか。

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