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2017年12月15日 (金)

平準化と異能化

どちらが正しいというものではないのだが、組織として人材の活用を考えた際の方向性は大きく二つあるような気がする。

一つは標準化、平準化、手順化という方向性である。これは誰が何をやっても同じようなパフォーマンスが出るようにする事で、何かあった際のカバーを容易にできるようにし、リスクを低減するメリットがある。

この考え方が最も適用されるのは工場のラインだろう。サービス業でも、画一化されたサービスが必要とされる場合はこうした考え方が必要になる。

一方、もう一つは適材化、異能化、個性化という方向性だ。これは上記のリスクにはある程度目を瞑った上で、一人ひとりのパフォーマンスが最大化するような組み合わせを考えていくという事で、マネジメントは格段に難しくなるが、組織としての最大パフォーマンスを追求できるメリットがある。

こうした組織の最たるがプロスポーツのチームで、いかにして異なる個性を組み合わせて相乗効果を生み出すかがマネジメントしては問われる事になる。当然ながらプレイヤー側にも個としての能力が問われるし、組織としてのパフォーマンスはその時組織を構成するメンバーによって大きく左右される事になる。

会社組織として安定を求めるのであれば、前者であろう。そもそも組織化というのはそうした要素を含んでいる。後者は組み上げられた組織というよりも一時的に集められたチームに近い。もちろんプロジェクト制のように後者を志向する組織運営もあるが、多くの場合組織は大きくなればなるほど前者の方向を目指さざるを得ない。

ただ、そうは思う一方で、こうも考えてしまうのだ。平準化された組織機能ほどAIへの置き換えが容易なものはないよな・・・と。この時に必要なのは、機能をデザインしAIに指示ができるマネージャーであり、プレイヤーはAIで良い。

つまり昨今囁かれるAIに職を奪われないためには、プレイヤーとしては平準化された歯車ではなく、突出した異能者にならなければならないのだ。一方でAIでの置き換えが難しい個性化された機能を数値化できれば、その組み合わせはAIの方が効率的かつ効果的に算出できるので、マネージャーはAIで良いとも考えられる。

AIをマネジメントするか、AIにマネジメントされるのか・・・ヒエラルキー的な発想がなければ後者も一つの考え方だが、「出世」という考え方があるうちは、やはり前者の方が適しているのかもしれない。

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