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2018年2月13日 (火)

演奏会終了

週末に Groria Angelicus の演奏会が終了。ゼノギアスというゲームの発売20周年を記念して発売日にその音楽のコンサートをやってしまおうという企画オケで、何の因果か(いや自分でエントリーはしているのだが)日曜公演にも関わらず参加してしまった。

動機はいくつかあって、一部から強いお誘いを受けたというのが直接的な理由ではあるのだが、プロのチェロ奏者が参加するというのも大きな動機だった。アマオケでは協奏曲という形でプロと共演する事はあっても、同じパートで同じ曲を弾ける機会というのはあまりない。

結果としてはスキーに行きたくなるという(とはいえ単に滑りたいという話ではなく、勝手に師匠と仰いでいる方の講習会に参加するというものである)、妙な方向にモチベーションが高まったりしたのだが、なかなか得難い経験だった。トップとしても参考にしなければいけない部分も多々あり、F響の方はよりによって本番指揮者の初練習を欠席する羽目にもなったのだが、悪くなかったと感じている。

今回の演奏会が終わる事で、なんだかんだでここしばらく途切れる事なく続いていたサブカル系のオケとの関係が一旦切れる事になる。今の時点では決まっていないし、おそらく余程の事がなければ参加する事もないだろう。クラシックのオケも含めて、少し数を減らす事を考えなければ、正直身が持たない。(と毎回言っているが、今後の事は正直分からない。)

さて、他のサブカル系のオケを聴きに行った事がないので、あくまでも自分の経験の中での話なのだが、今回の演奏会で画期的だったのは、アマチュアにありがちな奏者中心の選曲・編曲ではなく、楽曲中心の選曲・編曲となっていた事ではないかと感じている。どういうことかといえば、編成がきわめて薄い曲が多々存在していた事だ。特に第2部後半は金管はもちろん木管すら一部削られていた。

これは元となったアレンジアルバム「MYTH」による影響ではあるのだが、奏者ありきで全員の出番を作る事を優先するのではなく、あくまでも曲中心に必要な楽器構成にするというのは、なかなかアマオケにはできない選択である。もちろんアマオケは奏者ありきの組織ではあるので、その出番を作るのは非常に重要なのだが、一方でそれではどうしても選曲や編曲に無理が生じやすい。そこをある意味割り切って、曲中心の演奏会ができた事は、また一つの大きな変化なのではないだろうか。

加えてサブカル系のオケの多くは、オリジナル音源に近い音楽をオーケストラで演奏するという事を重視していると思う。これはこれで重要だし、それが多くの奏者のモチベーションを支えていると思うのだが、例えば今回でいえば「MYTH」やあるいは「CREID」といったアレンジバージョンを演奏する、あるいはそういった「原曲をフィーチャーした大幅なアレンジバージョン」を自ら編曲し演奏するような機会が増えてくれば、この世界はさらに広がっていくだろう。(権利関係で色々難しい事もありそうだけれども。)

別に参加当初からそのように感じていた訳ではなく、終わってみるとそうだったかなという話ではあるのだが、聴衆が「これだよ!」と感動する再現性だけでなく、「これが?・・・でもいいじゃん!」となるような新たな一面を拓く演奏会ができれば良いのではないかと思ったりしたのだった。

・・・クラシックも本当はそうだったりするんだけどね。

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