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2018年6月 6日 (水)

オケをレベルアップさせるデザイン

昨日はU響の練習・・・ではなく飲み会へ。退団している身で練習後の飲み会に突撃するなんて図々しいにも程があるのだが、快く迎え入れてくれたみなさんには感謝したい。(残念ながら戻る気は無いのだけれど。)

押し掛けたのは単純に(かつ久しぶりに)飲みたかったからだが、U響の飲み会は音楽やオケの運営に話題が及ぶ事が多く、結構考えさせられる刺激を受けたりする。それが「刺激」となるのは、我が事ではなく他人事として聞いているからかもしれないが、他人事だからこそ我が事として冷静に置き換えて考えられるという事もあるような気がする。

昨日考えさせられたのはオケのレベルアップについての考え方だ。

アマチュアオケがレベルアップをしていく上では、実はある程度のメンバーの流動性が必要になる。学生や初心者のように伸びしろがそれほどある訳ではなく、放っておけば演奏技術が低下していくプレイヤーの集団で、内的な努力と意識だけで実力の底上げをしていく事は難しい。ぶっちゃけていえば新しい、かつレベルの高いメンバーを加えていく事が必要で、それによる変化がオケのレベルを変えていく。

当然ながら(レベルの低いメンバーが加わるという)逆のリスクも抱えている訳だが、メンバーが固定化してしまえばそうした変化すら起こす事が難しくなる。もちろん一部のメンバーが声高に牽引する事で成長を維持する事も可能だが、これはオケとしての文化風土というよりも、その個人の資質に寄るところが大きい。それは実は固定化とあまり変わらない。

一方でアマチュアオケにとって規模は力であり、その規模は流動性よりも固定化によって実現する事が多い。多様性というのは摩擦も生じさせるものなので、そうした摩擦を抑えて集団の安定性を志向するのであれば、固定化は実は避けられない。

物理的に入れ替えが発生する学生オケではそういった事はないのだが、基本的に定年すら存在しない市民オケにおいて、集団特性がその方向に流れていくのはある意味必然ではある。加えて、オケの数に対してプレイヤーが足りていない弦楽器はともかく、飽和状態にある管楽器のメンバーは、簡単に他に移る事は出来ないので、どうしても固定化しやすくなる(一方で弦楽器プレイヤーはメンタリティとして集団内に固定化しやすかったりする)。

この辺りは文化風土だけでなくオケの組織や構成によっても変わってくるものだろう。実際成長を続けているオケというのもあるはずで、そこはオケのスタート時のデザインが良かった可能性が高い。結果としてそういったデザインになったオケもあるだろうが、ある一定の規模になってからオケ自体のデザインを変えていくのは難しい。

そんな事を考えたりした。とはいえ具体的にそのような会話をした訳ではなく、そう考えるようなきっかけをもらえる会話があったという話である。

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