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2018年7月10日 (火)

朝の労働事情

東京都では今週から時差BiZというのが始まっているそうで・・・

時差BiZ
https://jisa-biz.tokyo/index.html

気持ち的な呼びかけとして分からなくはないのだが、本気でやるなら一番簡単なのはピーク時の電車賃を上げてしまう事だよなと思わなくもない。あるいはピーク時以外の電車賃を割り引くか。経済原則として需要に対して供給が追いついていないのであれば、価格を上げるのは普通の話である。

今年はフレックスの導入により、昨年のようなサマータイムはなく、個人的には夏もいつも通りに過ごせそうで快適である。一方でこうした話の多くは「早く出勤しよう」という呼びかけになりがちなのだが、残業が問題になるこのご時世ではむしろ「遅く出勤しよう」とした方が良いような気がしなくもない。経験上、朝の方が規則正しく予定を組みやすい(起床時間が一定である事が前提だが)ので、家事ルーチンは朝に組み込んだ方が効率が良いのだ。

もっともその場合、1時間遅らす程度ではあまり意味がなく、それこそ昼前に出社するぐらい思い切ってずらさなければ「時差」につなげるのは難しいだろう。結果として実施が難しくなり、加えて朝が早い高齢社員(皮肉である)が嫌がる事もあり、多くの時差出勤は「前倒し」に傾いてしまっているように思える。

余談だが、日本人が勤勉であるというのは近年作られたイメージに過ぎず、しかもそれは残業を中心とした長時間労働を肯定的に受け止める事につながっているという話があるそうだ。多くの先進国は過去に長時間労働という問題を乗り越えて今に至っているのだが、日本の場合はそこを美化して止まってしまっているとも。考えてみれば、産業革命直後の欧米なんてそれこそ過酷な長時間労働が普通で、それを経済成長によって乗り越えて改善してきた歴史がある訳だが、日本ではそれを価値観の転換により改善しないままになっているというのはそれなりに説得力がある。

将来的に今は猛烈な働き方をしている発展途上国が経済成長により長時間労働を解決し、先進国となった後も、日本では長時間労働をしながら自分達は先進国だと胸を張っていくのだろうか。そういった意味では、いまだに日本は先進国とは言えないのではないだろうか。

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