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2018年8月 1日 (水)

前倒しの目的

昨日こんな事を呟いたのだが、それなりに本質を突いているような気がする。

シャイニングマンデーという名称はともかく、残業を減らすのに前倒しではなく後詰めという発想は悪くないような気もする。前倒しは本来時間をより確保するための戦術なんだから。

早く着手するっていうのは、早く終わらせるためではなく、より時間をかけてクオリティを上げるのが目的なんだから、早く始めれば早く終わるなんて幻想でしかない。

考えてみれば、早く来て早く終わるというのは、単なる時間シフトで時短でも何でもない。「定時に始めて早く終わる」か「遅く始めて定時に終わる」が実現して初めて時短と言える訳で、早く始めるというのは、多くの場合残業時間の前倒しでしかなく、大抵はこれに後ろの残業時間も加わって、いわば下駄を履かせた状態になりがちだ。しかも当人も管理職もそれを自覚しにくい。早朝は効率が良い、早い着手が良いという根拠なき幻想があるからだ。

前倒しがなぜ良いかといえば、余裕ができるからである。余裕とは何かといえば、多くの場合は時間であろう。気持ち的な余裕も時間から生まれるからだ。つまり、早く始めるというのが、根本的にそれに取り組める時間をより創り出すための基本戦術である事はよく自覚する必要がある。

そんな事を推奨してたら、それは長時間労働は減らないよなぁと改めて思ってしまったのだった。いやもちろん、早く着手する事が悪いとは言わない。余裕ができる事も、クオリティが上がる事も良いことには違いない。ようはこれが「長時間労働を解消する」戦術では全くないただの掛け声だというだけの話だ。

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