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2020年1月13日 (月)

アパッショナート管弦楽団第21回定期演奏会

三連休(の3日目)である。初日はコンサート(聴く方)、2日目はスキーという感じでそれなりに充実した2日間を送ったが、今日は特に予定なし。
 
という訳で、土曜日に聴きに行ったコンサートについて書いておく。
 
アパッショナート管弦楽団第21回定期演奏会
 
日時:2020/1/11(土)13:30開場14:00開演
場所:ティアラこうとう大ホール
指揮:河上隆介
プログラム:
 第1部 室内楽
  ベートーヴェン/七重奏曲第1楽章
  ジョセフ・ウィナー/茶色の小瓶
  ラヴェル/クープランの墓
  R.シュトラウス/歌劇「カプリッチョ」前奏曲
 第2部 オーケストラ
  ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」
 
アパッショナート管弦楽団は、昨年エキストラでお世話になった楽団。その際に登録したメーリングリストを(自分が)放置しているせいで、諸々の連絡等が流れてきているのだが、色々あって前半は室内楽、後半はオーケストラとなった・・・らしい。
 
ただ、実際聴いてみると、これはこれで面白さがあるというか、同じトーンで管弦楽曲を前後半聴かされるよりも新鮮で飽きがこなかった。団員数や演奏技術の問題もあるが、室内楽が組めて、オーケストラで乗れないメンバーが出ないのであれば、こういう演奏会も良いかもしれない。団員数が少ないオケであればむしろお勧めだろう。
 
前半の室内楽ステージは、ステージ近くの席で聴いていたので、後方がどうだかは分からない(アマチュアの場合、音が遠方まで飛ばないことがあるので、大ホールでの室内楽はそれなりにリスキーである)が、良い感じに仕上がっていた。あえて言えば最後の弦楽合奏に関してはやや数合わせというか、申し訳ないが演奏技術がアンサンブルに追いついていないメンバーが散見されたのだが、金管や木管は十分に聞き応えがあった。
 
(ちなみにクープランの墓を聴きながら、何故かマ・メール・ロワを思い出し、室内楽編曲版とかないのかなと思ったりした。IMSLPで見ると、カルテットや木管五重奏などはある模様。ちょっと興味がある。)
 
第2部のオーケストラは定番といえば定番の運命。この曲の難しさは、なまじ「誰でも知っている」だけに、そのイメージに引っ張られやすく、それがプレイヤー間で発生するとアンサンブルの乱れに繋がってしまう点だろうか。ある意味指揮者の解釈に合わせていく柔軟性が必要なのだが、これがやってみると結構難しい。
 
冒頭の運命の動機は、かなり重く強調された感じで、まさに重々しくドアを叩かれたようなスタート。それ自体は解釈として面白かったのだが、そこからのテンポ変化に最初オケがついていけていなかった。全体がそうであればよかったのだが、木管、金管、打楽器とちょっとづつ遅れて聞こえてきてしまい、結果かなりアンサンブルが乱れた。よく立て直したな〜と思うのだが、繰り返しではアジャストしてきていたので、ステージへの慣れの問題もあったのかもしれない。オケの編成がそれほど大きくないのに、セッティングで前後が広がってしまっていて、管楽器がお互いの連携を取り辛い配置だったのではないかという気がする。
 
セッティングという意味では、指揮台が高いものを使っていたのだが、上背のある指揮者がオケの前列からは見上げるようになってしまい、見にくかったのではないかという気もした。アマチュアの場合、普段の練習では指揮台を使っていない場合も多く、管楽器の段と合わせて、その高さの変化が乱れを誘発する事もあるような気がする。大編成であれば後列の事を考えて指揮者を高くせざるを得ないのだが、今回の編成ぐらいであれば、全体にもう少しコンパクトなセッティングも考えられただろうし、その辺りはちょっともったいない気がする。
 
・・・聞いてから1日おいてしまうとやはり結構忘れているな。

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