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2020年1月22日 (水)

聴く文化と奏でる文化

昨日こんな呟きをした。
 
多分クラシックは「聴く」方向ではなく「奏でる」方向に発展しているんだろうと思うんだよ。毎週末これだけ数あるホールを奪い合うほど「奏でたい」人がいて何故クラシックが廃れたと言えるのか。歌舞伎を演じたいアマチュアがどれだけ居るというのか。
 
元々はプレジデントオンラインのコラムに反応したものだ。
 
クラシックが「アニメの題材」になる皮肉な理由
 
書いているのは指揮者の大友氏なので、こんな事をいうのは口はばったい話ではあるのだが、興行を行うプロとしての見方はそうかもしれないと思いつつ、
 
興行芸術としてのクラシックの衰退は、音楽芸術としてのクラシックの衰退を必ずしも意味しない・・・と思うんだよ。
 
とは考えていて、むしろ文化としてのクラシックは盛り上がっているとさえ言えるのではないかと思うのだ。あまりそういう見方をする人はいないけれども。
 
興行としてのクラシックについても、娯楽が増える中で客が減るのはやむを得ない部分もあるし、そもそも平日夜にコンサートに行けないのは、コンサート側の問題というより労働環境の問題のような気がしなくもない。
(19時開演を20時開演にすれば、もう少し増えるような気もする。)
 
さらに東京都内でも10を超えるプロオケが日々演奏会を開催しているとして、それらにどれぐらい動員できれば「盛り上がっている」と考えるのか。先日行った日フィルの定期は、確かに実際の入りが9割とは言えなかったけれども、直前にチケットを取ろうとした時点では95%ぐらいは埋まっているような感じで選べる席が少なかった。P席とか完売だったのだが、実際は空席が目立ち、その辺りのアンマッチを解消するような「興行的な」工夫はしているのか、と考えたりもする。
 
いずれにせよ、個人的にはクラシックはむしろ盛り上がって豊かになっていると考えていて、そういう雰囲気を論調としても唱える方が、悲観的に危機感を煽るよりも良いような気がしている。
 
音楽は聴く以上に奏でて楽しむ文化だと思うんだよ。聴く人が少ないと嘆くのではなく、奏でる人が多い事を喜ぶべきなのが、クラシック界隈の現状なのではないだろうか。

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