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2020年6月10日 (水)

リモートワークの突きつける「メリハリのなさ」

リモートワークはメリハリをつけるのが難しいという記事を見かけてちょっとモヤモヤした。
 
リモートワーク「メリハリ難しい」75% セイコー調査
 
仕事とそれ以外のメリハリをつけにくい、という回答なのだが、例えばリモートワークでなくても「残業をしている」というのはメリハリがついていると言えるのだろうか。それは「職場か、自宅か」以前の問題であろう。
 
実際に仕事とそれ以外の「時間的」境目が曖昧になっていると感じるのは確かだ。ただその時に「残業」という時間をどちらの時間として捉え、一方に対する侵食と捉えるかどうかで、「メリハリ」という言葉の印象は違ってくる。
 
この捉え方は、本来メリハリがついているとはいえない筈の「残業が常態化した職場の問題」をマスクしてしまうかもしれない。
 
ただ一方で、リモートで「メリハリがない」と感じる時、残業は確実に「仕事側の時間の使い方の課題」として顕在化しているとも言える。
 
職場と自宅で「メリハリをつけ」ても、長時間労働の問題は意識上に顕在化しないが、在宅における「メリハリのなさ」とは、そのまま長時間労働の問題に直結するからだ。
 
そう考えると、日本企業における宿痾とも言える長時間労働にメスを入れるきっかけにもなっていくのかもしれない。

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