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2020年8月 5日 (水)

出社勤務というブースト

オフィスで仕事をしていると、様々な会話が発生する。単なる雑談の事もあるが、仕事上のちょっとした相談事もあって、ある意味「効率的に」仕事が進むようになるのは否めない。
否めない、と考えてしまうのは、これをリモートワークで実現するにはどうしたら良いのかと考えてしまうからだ。正直な所、以前はそうした「効率性」などは意識していなかった。ある意味当たり前のことだったからだ。
実際には当たり前ではない。昨日会話が多かった相手は、リモートワーク以前にそれほど会話があった訳ではない。同じオフィスにいてもさっと声が届く距離ではなかったからだ。距離が近づいたのは、オフィスの人口密度が下がったためで、それはリモートワークのおかげである。
つまりリモートワーク同士では会話を発生させることが難しいのは確かだが、リモートワークがなくなってオフィスワークに戻れば会話が発生する訳ではない。全員がオフィスに出て人が増えれば、会話の機会はやはり減少するのだ。
そう考えると、現在の環境における「直接会話による仕事の効率化」は、むしろブーストの機会として能動的にマネジメントされるべきものかもしれない。誰と誰をいつ出社させ、席を至近にして会話によるブーストを生じさせる、というコントロールを意識的に行うことができれば、チームや組織の生産性をより高めることができるだろう。
逆に言えばそうしたリソースコントロールこそがマネジメントに求められる機能と言うことだ。将棋のコマは独自に動いたら陣形を作ることはできない。指し手としてコマの動きを調整する役割が必要ということだ。

(で、このように書くと部下をコマのように強制的に動かすのかみたいな話になりそうだが、将棋のコマの「動ける方向」というのがここでは部下の能力ややる気なのだから、それに沿わない動きをさせることはできないと考える必要がある。歩を横に動かしたり後退させたりすることがつまり「強制的に動かす」という事だろう。そんな指し手は退場させられるだけである。)

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