会議と作業のトレードオフ
会議打ち合わせをどう減らしていくかというのは、ある種永遠の命題である。実際のところ、これは良いかと欠席することにした会議の時間に、別の打ち合わせが入ってくるというのもままあることで、減らすのが別の会議のためという悪循環が発生したりもする。
一方で、会議が無駄という議論も短絡的だと感じていて、仕事の多くが「コミュニケーション」だと考えれば、会議以外の時間を減らす方が生産性が上がるのではと感じたりもする。
問題は会議にあるのではなく、会議と作業とのトレードオフにあるのだ。ぶっちゃけ会議中にAIが作業をこなしてくれるのであれば、ヒトは会議での意思決定とすり合わせに注力できる。つまり、課題は「やらなければならない作業」の方にこそあると考えることもできる。
コミュニケーションにしろ、コラボレーションにしろ、ソロワークではできない訳で、それらがイノベーションを生むのだとすれば、むしろ作業を減らして会議を増やした方が良い。
問題は、そのワークを抜本的になくすような方法が無いことにあるのかもしれない。ちょっとしたハックによる「効率化」ではなく、そのものをやらなくしてしまうような発想の転換が必要だ。
システムとしては、秘書やアシスタントというのが、そうした試みの結果の一つなのであろうが、コストを考えれば何でもそうする事はできない訳で、DXってそういった事が解決できれば良いような気がする。
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